許されたくない、というのも、人の心

人生という流れの中で、出会いと別れは、時に激しくやってきます。
その流れには誰も抗いようがありません。
人と人が出会うこと、それは学びの始まりです。

喜びがあり、怒りがあり、悲しみがあり、笑いがあり、
魂を成長させるために、僕たちは心を通わせ、響き合い、学び合っていきます。

そして、学びが終われば必ずやってくるのが別れです。
去りゆく人を見送るのは、いつだって悲しいものです。

人間関係に、過ちは付きものです。
だから僕たちは、いつだってお互いを許し合わなければなりません。

しかし、そこでふと、僕は振りかけた手を止めるのです。

別れにおいて過ちを許し合うことは、関係の解消、つまり永遠の別れを意味します。
ならば、許されたくない、というのも、人の心なのではないでしょうか。

いつか償いを果たすために、またの再会を願う。

それがささやかな人生の希望になることもあるはずです。

どうかまた再会するまで、あの人が幸せであるように…
そしていつか償いがはたせるように…
そう祈るのも、ひとつの生き方だと思うのです。

Written by

MIYABE FILM OFFICE - Filmmaker / Photographer

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